【スタビリティを手に入れろ】理想のスタイルを作るために必要なこと【その2】
筋力トレーニングをすれば、絶対にスタイルが良くなる。
イメージ通り動かせるカラダをつくったら、次は安定感に磨きをかけましょう。
雑誌やメディアなどで「体幹」という言葉をいちどは聞いたことがあると思います。
すこし語弊はありますが「体幹が強い=安定感がある」とイメージしていただければ良いです。
この安定感が、この次のステップである「姿勢」に直結します。
姿勢の良さは、スタイルの良さに比例します。
もしスタイル改善のためにトレーニングを頑張っているのであれば、スタビリティも要チェックです!
スタビリティ(安定)=固定?
スタビリティというと、固定するイメージを持つ方が多いと思います。
ピタッと止まるイメージ。
それ…ちょっと違うんです。
前回のブログに書きましたが、私はモビリティファーストで運動プログラムを作成しています。
ピタッと止まることも大事だと思いますが、まずは動けることが前提です。
そのうえで、動きの中の安定感が重要だと考えています。
動の中の静というか…。
たとえば、その場足踏みで考えてみます。
まずはスムーズに膝を曲げながら、前に持ち上げる動きができること。
あとは、腕の振りも大事ですね。
これがモビリティの部分。
じゃぁ、スタビリティはというと…
軸足や体幹ですね。
- フラつかずに動けているか
- リキみ過ぎて、動きをジャマしていないか
- 姿勢は崩れていないか
動くことが前提で、その中の安定感。
それがスタビリティだと考えています。
スタビリティ=調整力
スタビリティ能力が高い人の特徴として、フラついても体制を整える能力に優れていることがあげられます。
フラつかないのではなくて、フラついても転倒せずに修正することができる…というイメージ。
スポーツ動作でも、日常生活でも、常に完璧にバランスが取れるというわけではありません。
その日の体調、環境、外的要因で、バランスを崩すことがあります。
そのときに、転倒してしまうのか否か。
スタビリティ能力にかかっています。
なので、ガチッと固めるだけの固定とは違います。
スタビリティとは、バランスを崩したときに、カラダを操作して、適切な状態に調整する能力といえます。
理想のスタイルを手にするために、トレーニングは必要不可欠。
そのトレーニング効果を、ただしく得るためにはトレーニングフォームの習得が必須です。
ただ動かせばいいのではなく、適切な部位を動かす必要があります。
ちょっと言い方を変えると、必要ない部分は動かさないことが大事なんです。
ただしいトレーニング効果を手にするために、スタビリティ能力を向上させませんか?
スタビリティエクササイズ
スタビリティエクササイズにも、さまざまな種類があります。
今回はベーシックなエクササイズをご紹介します。
今回ご紹介するのは「シングルレッグ-ヒップヒンジ」
上図のように、片足でおこなうエクササイズです。
片足でカラダを動かすので、バランスを崩しやすいですが、コントロールすることが重要です。
軸足側は「モビリティ」、浮いている側は「スタビリティ」をそれぞれ意識します。
- フラフラせずに動かせているか。
- 軸足側の股関節を意識できているか。
- 浮いている側は、カカトから頭まで一直線になっているか。
- 肩・骨盤のラインは水平を維持できているか。…etc.
細かく見ていくともっと注意点はありますが、上記を意識するだけでもまずはOK。
ダンベルがない場合は、ペットボトルでも可。
2-3回でも良いので、チャレンジしてみてくださいね^^