プロテインは飲んではいけない?!について考えてみた
先日PRESIDENTの記事を読んでいると、衝撃的な記事を見つけました!
タイトルに書いてある通り(リンクは下記)。
「プロテインを飲んではいけない」健康のために運動する人に多い根本的勘違い
PRESIDENT online
論文などのデータも提示されてますし、すべてを否定する気はありません。
もちろん、食事からたんぱく質を摂取することが理想です。
そこは賛同しますが、私はプロテインは飲むべきだと考えています。
全ての人が飲むべきという風に考えているわけではありません!
腎臓に疾患があるのであれば、ドクターとの相談が必要だと思います。
健康な方で「食事だけではタンパク質摂取量が追い付かない」のであればプロテイン。
サプリは補助食品ですから、上手に付き合うことをオススメいたします。
プロテインは飲んではいけない?!
こんにちは!
福岡みらいスタジオの石田です。
皆さんは、プロテイン飲んでますか?
トレーニーな方であれば、90%以上の確率で飲んでいるのではないでしょうか?
私も、もちろん飲んでいます^^
そんなプロテインについて、面白い記事を見つけました。
「プロテインを飲んではいけない」健康のために運動する人に多い根本的勘違い
PRESIDENT online
これはさすがにスルー出来ないので、記事を私なりに読み込んでみました!
記事を書いた先生によると…
①筋トレをしてもタンパク質を摂取する必要はありません。
②タンパク質を摂取しても筋肉はつかないし、運動のパフォーマンスも上がりません。
③タンパク質を摂りすぎることで腎臓を悪くします。
とのことです。
①筋トレをしてもタンパク質を摂取する必要はありません。
というのは、国の定めた1日の推奨摂取量である、男性60g・女性50gを摂していれば…ってことみたいですね。
ザックリというと、食事からタンパク質を摂取することが理想で、プロテインで過剰におぎなう必要はない!ってことです。
先生が提示されていた論文がこちら。
Physical activity, protein metabolism and protein requirements
26人のボディビルダーに体重×1.93gという高タンパク食を毎日摂ってもらったそうです。
結果として、筋肉には何の変化もなかったとのこと。
ここまで読んでみると
「あ、プロテインはいらないのね!」
って、思うかもしれません。
ですが、筋トレ上級者になればなるほど、筋肉は簡単に増えません。
1年間で、1kg増えたら大成功というような世界です。
なので、研究対象が一般人であれば違う結果となりそうな気がします。
また、ボディビルダーの方はカラダにかかる負荷が大きいので、普段は体重×2~3gくらいのタンパク質を摂取している方が多いと思います。
なので、もともと摂取していたタンパク質量より少ない可能性もあるんですよね。
その他の論文から考えても…
「①筋トレをしてもタンパク質を摂取する必要はありません」
「②タンパク質を摂取しても筋肉はつかないし、運動のパフォーマンスも上がりません。」
というのは、ちょっと強く言い過ぎなのかなと感じました。
身体の反応として、トレーニング後はタンパク合成を高める働きがありますし、摂取した方がトレーニング効果が上がるのではないか?と私は考えています。
記事の中では、イェール大学の論文も紹介されていましたが1907年の論文なんですよね^^;
データとして引用するには、ちょっと弱いのかなぁっと感じます。
かといって、否定はできません!
というか、私自身試したことが無いですし、その論文を読んだことがないので^^;
何とも言えない…というのが、私の答えですね。
腎臓疾患の患者さまと向き合ってこられた先生の実体験を基にした意見ですからね。
私には無い経験をお持ちなので「こんな考えもあるんだなぁ」って素直に驚いています!
もし本当に筋肉を増やすことができるのであれば、トレーニング界に激震が走ります。
ぜひ、その辺りも継続的に研究していただきたいなぁと思います。
プロテインを飲んでも問題ないという論文も…
私個人としては、プロテイン推奨派です。
私は体重×2g(約140g)を毎日摂取しています。
体重×2g以下になると、筋肉量が減ってしまうからです。
これは私のカラダの反応なので、誰にでも当てはまるわけではないと思います。
140gのタンパク質を食事だけで…ってのは、私は無理でした^^;
なので、プロテインで補助しています。
高タンパクの食事を1年間続けても腎機能に問題なかったよ!っという論文もあります。
※この論文では、体重×3.3gのタンパク質を摂取しています。
DOI: 10.1155/2016/9104792
1年後のデータは…
- 腎臓や肝臓のデータに違いはなかった
- コレステロールや中性脂肪も違いが無かった
- 体重もほぼ変化がなかった
とのこと。
結論としては?
上記の記事と、イロイロな論文を併せて出てくる結論としては…
腎疾患がある人は、まずはドクターと相談。
健康で運動してる人はプロテイン飲んだほうが良いんじゃない?
もちろん、食事でカバーできるのがベスト!
という感じではないでしょうか?
タンパク質をどれくらい摂取すればよいか?
については、人によって反応が違うので…
試してみないと答えは出ないと思います。
たとえば…
男性60g・女性50gからスタートして、2週間たったら10gタンパク質を増やす。
2週後に体調の変化が無ければ、また10g増やす。
みたいな感じで。
タンパク質を摂りすぎるとお腹の調子を崩してしまう人もいるみたいなので、お腹の調子をバロメーターにしても良いかも。
この辺は、食物繊維や腸内細菌の問題もありますが。
ということで、腎疾患がない人はプロテインを飲んでも問題はないのではないか?
摂取量は人それぞれだから試してみるしかない!
私の中では、上記のような結論となりました。
腎臓が健康な人で「高タンパクでダメージが出た!」ってデータが出てくるまでは、安心してプロテインを飲みたいと思います!
また新しい研究が出てきたらシェアさせていただきますね!