甘いものはダイエットの敵?

甘いものはダイエッターの敵でしょうか?

それとも、味方でしょうか?

私個人の意見としては、50/50ですかね。

食欲のコントロールができている方であれば、むしろ味方になることが多いです。

でも、なかなか痩せない時。

甘いものを食べてしまって、自己嫌悪される方をおおく見てきました。

あぁ、私はなんて意志が弱いんだ…って。

そうなると、負のループにハマってしまい、甘いものが敵になってしまいます。

 

今日は、甘いものが美味しく感じてしまう理由と対処法を書いていきます。

ぜひ、最後までお付き合いください。

糖質を欲するように進化してきた

私たちの脳にはこれまでの進化の歴史がしっかりとインプットされています。

狩猟採取の生活をしていた時代。

つまり、飢餓の歴史を覚えているということです。

もちろん、現代人の私たちが経験しているわけではありません!

DNAがその歴史を覚えているという意味です。

なので、私たちは基本的に「食べれるときに、できるだけ食べる」ようにプログラムされています。

とくに、カラダを動かすエネルギー源である「糖質」と「脂質」は欠かせません。

一般的に考えて、「サシが入ったお肉」や「甘いスイーツ」が美味しいと感じるように進化しています。

それはなぜか?

すべては生命維持のためです。

甘いものが好きって、人間的に当たり前なんですよ。

で、その好きなものが目の前に合って、食べていい状況なのであれば…

我慢できる人の方が少ないと思います。

 

むしろ、我慢と感じるのであればストレスが溜まりますよね。

それって長続きしない原因なんですよ。

カラダが欲しているのであれば、食べればいいと思います。

甘いスイーツを食べたからといって太りません。

太る理由は別にあります。

その食欲には2種類ある

私は基本的に、思いのままに食べていいと考えています。

ですが、前提として2種類の食欲について理解しておく必要があります。

「恒常性食欲」…生きるための食欲

「報酬系食欲」…快楽のための食欲

上記の2つに分かれます。

 

「恒常性食欲」は、生きるために必要なカロリー摂取なので押さえちゃダメです。

さきほど「カラダが欲しているのであれば、食べればいいと思います。」と書いたのは、恒常性食欲のことを指してます。

カラダに必要な食事であれば、太る心配はありません。

 

ということで…

太る理由は「報酬系食欲」です。

快楽のために食べるというと分かりづらいですよね…

わかりやすく言うと、甘いものは別腹!ですかね^^;

これはまさに報酬系食欲を指していると思います。

すでにお腹いっぱいなのに、快楽のために食べるわけですから。

そりゃ太りますよね…。

報酬系食欲が怖いのは、コントロールできないということです。

食欲を増加させる糖質

糖質の中には食欲を増加させてしまうものがあります。

糖質の中でも「単糖類」といわれるものがあります。

有名なものでいうと「グルコース(ブドウ糖)」「フルクトース(果糖)」「ガラクトース」などでしょうか。

ちなみに…

「グルコース」と「フルクトース」がくっついたものが「砂糖(ショ糖)」です。

 

おなじ糖類であっても、甘みはそれぞれ違いがあります。

砂糖の甘みを基準にして考えると、「グルコース」は0.7倍、「フルクトース」は1.7倍の甘みがあるといわれています。

刺激がマイルドな「グルコース」

刺激のたかい「フルクトース」

さらに最近の研究によって、下記のことが分かっています。

「グルコース」は食欲抑制ホルモンの分泌をたかめて、食欲促進ホルモンの分泌をおさえる。

「フルクトース」はというと、食欲抑制ホルモンの分泌をおさえて、食欲促進ホルモンの分泌をたかめる。

さらに、脂肪合成を高め、脂肪組織を肥大させることが明らかになっています。

 

お腹いっぱいだけど、もうちょっと食べたい…

そんな経験は誰しもあると思います。

もしかしたらその食欲…フルクトースのせいかもしれません。

甘いもの欲をおさえる方法

甘いもの欲を抑える方法は3つ。

まずは、食事をシッカリと食べること。

まずは「恒常性食欲」を満足させてください。

当スタジオでは、3食しっかりと食べるだけで、間食をやめれた方をおおく経験しています。

結果として、これだけで痩せるかたも多いですね。

 

つぎに「フルクトース」の過剰摂取を避ける。

誤解がないように補足しますが、「フルクトース」が悪いわけではありません。

デメリットもあれば、メリットもあります。

うまく付き合えれば、ダイエットの味方になることもあります。

あくまで、避けたいのは過剰摂取です。

具体的にいうと、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「高果糖液糖」がたくさん入っている食品はできるだけ避けたいです。

刺激がつよく、中毒性というか、依存性が高いですから。

 

さいごに「糖質+食物繊維」を意識する。

糖質は食物繊維と一緒に摂取すると、吸収が穏やかになり、腹持ちが良くなります。

「フルクトース」をおおく含む果物ですが、同時に食物繊維もおおく含んでいます。

また、あんこも食物繊維をおおく含んでいるのでオススメです。

どちらも、低脂質ですからダイエッターには強い味方になると思います。

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