「部分痩せはできる」は間違いだった!が間違いの可能性が出てきた件
結局のところ、部分痩せはできるの?できないの?
という論争に終止符が打たれる日も近いかもしれません。
2017年に発表された研究によると「部分痩せはできる可能性がある」とのこと。
論文に目を通してみましたが、被験者は16名。
このデータだけで100%できる!とは明言できないですが、参考にしてみても良いかと思います。
これまでも同じような研究が多数あったのですが、答えが割れている感じですね。
トレーニングをして、有酸素運動をする。
というシンプルなものですが、気になる方はぜひ最後までお付き合いください。
Effect of combined resistance and endurance exercise training on regional fat loss
DOI: 10.23736/S0022-4707.16.06358-1
結局は筋トレと有酸素運動
これまでも部分痩せについては、様々な研究がおこなわれてきました。
2007年に発表された下記の研究。
Subcutaneous Fat Alterations Resulting from an Upper-Body Resistance Training Program
DOI: 10.1249/mss.0b0138058a5cb
こちらでは、筋トレで部分痩せはできないという結論となっています。
片腕だけトレーニングをして、腕の脂肪量を計測したそうで、被験者104名、期間は12週間。
皮下脂肪キャリパーでの計測では、若干の左右差が出たそうです!
ですが、MRIでの計測では皮下脂肪量に差はなかった!
との結果が出たそうです。
ですが、冒頭で紹介させていただいた研究では部分痩せできる可能性があるとのこと。
冒頭の研究では…
グループ1:上半身の筋トレ+下半身の有酸素運動(30分)
グループ2:下半身の筋トレ+上半身の有酸素運動(30分)
被験者は16名、期間は12週間。
12週間後、体脂肪の数値を比較。
グループ1は、グループ2より腕の体脂肪が顕著に減っていた。
グループ2は、グループ1より脚の体脂肪が顕著に減っていた。
という結果が出たとのこと。
この2つの論文から以下のことが推察できます。
筋トレ+有酸素運動で部分痩せができる可能性がある!
なので…
部分痩せしたい場合は、対象部位のトレーニングをして、その後に有酸素運動をすれば可能性はあるかもしれません。
一部ではなくて、全部燃える
ここで勘違いしてはいけないことが1つあります。
部分痩せといっても、筋トレをした部分だけが痩せているわけではありません。
対象部位の体脂肪が、ほかの部位より減少していたということです。
運動や食事のバランスを調えることで、全身の体脂肪が減っていきます。
冒頭の研究では、筋トレ+有酸素運動で対象部位の体脂肪が優位に燃えたようですが、その他の部位も体脂肪は落ちていました。
たとえば…
脚やウエストは現状維持で、二の腕だけ痩せたい!
これはちょっと難しそうです。
二の腕を中心に全身痩せたい!
であれば、可能性がありそうですね。
筋トレだけでも見た目は変わる
厳密には部分痩せではないと思いますが、筋トレをすることで見た目は変わります!
2つ目にあげた研究ですが、筋トレで部分痩せはできないという結論が出たと書いてありました。
ですが、筋トレをすることで見た目の変化は出てきます。
筋肉が成長して引き締まって見えたり、むくみが取れたりしますからね。
体重と見た目は必ずしも比例しません。
筋肉量が多くなれば、その分体重は重くなりますが、体積は少なくなります。
つまり…
同じ体重であっても、筋肉量が多い人の方が細く見えるということです。
筋肉量を増やすためにも、筋トレはマストです(笑)
いろいろな研究データを見比べて、分部痩せに関する私の考えとしては…
筋トレ+有酸素運動で優先的に脂肪を燃やせる…かもしれない…
といった感じですね。
確証はないですが、試してみる価値はあるかなと思います。
ですが、これまでの経験から考えるとちょっと懐疑的ですが^^;
ダイエットに関しては、これまでとやることは変わりません。
・食事バランスを整える
・しっかりとトレーニングする
・HIIT
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