ダイエットに効果的!加圧トレーニングの理論について解説
加圧トレーニング
言葉は聞いたことがあるけど、内容は知らない^^;
という方の方が圧倒的に多いと思います。
とりあえず、腕や脚を縛ってトレーニングすればいいんでしょ?!
と言われることもしばしば…。
なんというか…知る人ぞ知るトレーニング…みたいになってますよね?
実際、加圧トレーニングは以下のような方にオススメです。
- 体脂肪を落としたい
- 重たいダンベルなどを使いたくない
- 効率よく筋肉をつけたい
もちろん、食事の見直しとセットになりますが…
ダイエット効果は非常に高いと感じます。
今日は加圧トレーニングがダイエットにオススメな理由を解説していきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
ベルトを巻く理由
加圧トレーニングは、腕や脚のつけ根に専用のベルトを巻いておこなうトレーニング方法です。
10年ほど前に一気に広まりましたが、現在はその存在を知る人は少なくなってきました。
加圧トレーニングに対するイメージを聞いてみると…
- 危なそう
- 痛そう
- きつそう
- ボディビルの人がするもの
- やってみたけど効果を感じなかった
と言われることが多いです。
加圧トレーニングを指導しているトレーナーでも、シッカリと理論を理解している人が少ない印象を受けます。
というか、加圧トレーニングの指導を始めたばかりの頃の私がそうでした…。
加圧ベルトを巻いて、高負荷のダンベルやマシンを使う…
というジムもあるようです。
というか、以前の私です。
それが悪いとか間違っているとは思いません。
ですが…
高負荷なトレーニングを行って得られるトレーニング効果は、ウエイトトレーニングの効果だと思うんですよね^^;
加圧トレーニングの効果は得られていないのではないか?と考えています。
ということで、加圧トレーニングの理論を簡単に説明してみます。
血液の流れをコントロールする
加圧トレーニングにおいて、一番重要なポイントは「血流を適切にコントロールする」ことです。
とにかく、きつく縛ればOK…ではありません!
加圧トレーニングの体験に越えられた方によく頂く感想としては…
- ベルトは痛くない
- 思ったよりソフトだった
- え、こんなもん?
きつく縛る!と思っている方にはビックリされることが多いですね。
筋肉量が増えてきたり、トレーニングの内容によっては、多少圧を高くすることもあります。
ですが、ギューッと締まるわけではありませんのでご安心ください。
細胞内を低酸素状態する
血液の流れをコントロールして何をするかというと、細胞内を低酸素状態にします。
なぜ低酸素状態にするのか?
これが重要です。
私たちのカラダには、大きく分けると速筋と遅筋という2つの筋肉があります。
一般的に…
速筋は無酸素運動に強く、遅筋は有酸素運動に強い。
重たい負荷をかけておこなうトレーニングは速筋を鍛えやすく、軽い負荷でおこなうトレーニングは遅筋を鍛えやすい。
低酸素状態にすることで、軽い負荷でも速筋を優位に使うことができる。
これが加圧トレーニングの最大のメリットです。
そして、速筋を使うことで、乳酸を溜めることでトレーニング効果を高めていきます。
大量の乳酸が成長ホルモンの分泌量をあげる
血液の流れをコントロールしているので、細胞内にどんどん乳酸が溜まっていきます。
この乳酸、これまでは疲労物質ではないか?と考えられていました。
しかし、近年の研究で乳酸が成長ホルモンを分泌させるためのトリガーとなっていることがわかっています。
それだけではなく、脳を動かす栄養にもなると言われています。
ここまでの話をまとめると、低酸素状態で速筋を動かす。
すると、乳酸が生成される。
乳酸がトリガーとなり、成長ホルモンが分泌される。
となります。
じゃぁ、より圧を高めて無酸素状態の方が効果が高くなるんじゃないの?
と思いませんか?
答えはもちろん「NO」
酸素があることによって、遅筋も同時にトレーニングすることができます。
遅筋を使うことで、速筋とは違うエネルギー回路が働くのでより多くの乳酸を生成することができます。
だからこそ、ベルトは優しく巻かないとダメなんです!
細胞内の環境を変える
細胞内が低酸素状態になるだけでなく、乳酸が溜まることで細胞内のphが酸性に偏っていきます。
筋肉は普段は中性なのですが、phが変わることでストレスを受けます。
そのストレスに負けないように、筋肉の成長を促すわけです。
このようなストレス(刺激)のことを「科学的刺激(ケミカルストレス)」
重たいダンベルなどを使ったウエイトトレーニングでの刺激は「物理的刺激(メカニカルストレス)」
と言います。
この様にカラダにかかるストレス(刺激)が違います。
加圧トレーニングでは、乳酸の生成&低酸素な状態を作ることが重要なのです。
そのためにも、低負荷なトレーニングをオススメしています。
加圧トレーニングの効果を最大限に得るためには、低負荷(1RM20~40%)が望ましいというデータが出ています。
ダイエットにオススメな理由
加圧トレーニングを一言でまとめると…
乳酸を溜めて、成長ホルモンの分泌量をあげるトレーニング
となります。
この成長ホルモン。
筋合成をうながすだけではなく、以下のような働きがあります。
- コラーゲン合成
- 体脂肪の分解
燃えにくい体脂肪を、燃えやすい脂肪酸に分解してくれるんです!
だから、加圧トレーニングは昔からダイエット効果が高いと言われてきたんです。
それにプラスして、コラーゲン合成でお肌の調子も調う…。
一石三鳥くらいなトレーニングだと言えます。
もしあなたがダイエットを始めるのであれば、加圧トレーニングやってみませんか?
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